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火葬場の少年は弟の火葬を見守りました [心の栄養]

今朝、ネットニュース「livedoor NEWS」で火葬場の順番を待つ少年の記事を見つけました。


syounen.jpg


写真を撮ったカメラマンの未亡人が写真を提供し、少年について話をしています。
詳しくは下記を開いてください。



少年は原爆で家族を失い、その時に生きていた弟をおんぶして
さまよっていたのではなかろうかと、推測します。


やがて弟は亡くなり火葬場へ……。

焼け上がったのを見届けてから、どこかへ立ち去ったという。


74年前の今ごろの広島・長崎は、死体の山、泣け叫ぶ声、悶絶、喉の渇きに水を求め
焼けた皮膚を触ればべろりと向けてくる惨状の地獄絵図が繰り広げられていたんですね。


永井博士の奥さんも亡くなったが、永井先生は治療に奔走、しかし自分も被爆者、
永井博士が療養していた「如己堂」を50年以上前に訪れたが、
あまりに狭く質素な建物なので暫く呆然と見ていました。

人間は戦争もできますが、永久に平和を求めることもできます。


この世から戦争や争いがなくなるよ願わずにはいられません。


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てんてん

ありがとうございます。

「焼き場に立つ少年」を撮影した ジョー・オダネルのコメントです。

佐世保から長崎に入った私は小高い丘の上から下を眺めていました。すると白いマスクをかけた男たちが目に入りました。男たちは60センチほどの深さにえぐった穴のそばで作業をしていました。荷車に山積みした死体を石灰の燃える穴の中に次々と入れていたのです。
10歳ぐらいの少年が歩いてくるのが目に留まりました。おんぶひもをたすきにかけて、幼子を背中に背負っています。弟や妹をおんぶしたまま、広場で遊んでいる子供たちの姿は当時の日本でよく目にする光景でした。しかし、この少年の様子ははっきりと違っています。重大な目的を持ってこの焼き場にやってきたという強い意思が感じられました。しかも裸足です。少年は焼き場のふちまで来ると、硬い表情で目を凝らして立ち尽くしています。背中の赤ん坊はぐっすり眠っているのか、首を後ろにのけぞらせたままです。
少年は焼き場のふちに5分か10分も立っていたのでしょうか。白いマスクの男たちがおもむろに近づき、ゆっくりと葬るように、焼き場の熱い灰の上に横たえました。
まず幼い肉体が火に溶けるジューという音がしました。それからまばゆい程の炎がさっと舞い立ちました。真っ赤な夕日のような炎は、直立不動の少年のまだあどけない頬を赤く照らしました。その時です。炎を食い入るように見つめる少年の唇に血がにじんでいるのに気づいたのは、少年があまりキツくかみ締めているため、唇の血は流れることもなく、ただ少年の下唇に赤くにじんでいました。
夕日のような炎が静まると、少年はくるりときびすを返し、沈黙のまま焼き場を去って行きました…。

「私たちがこうしてしまったのか…」

よかったらこれをhttps://www.bs-tbs.co.jp/genre/detail/?mid=KDT0401600

アメリカにこういう人物が居るかと思えば
ドラマで「Nagasaki」を「破壊する」「つぶす」という意味の動詞として使う人物も居ます。

考えさせられます。
by てんてん (2019-08-11 00:52) 

風太郎

いままでこの写真を漠然と観ていましたが、
てんてんさんが教えてくださった「コメント」でより深く理解できるようになりました。
by 風太郎 (2019-08-16 14:40) 

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