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愚かな金持ち [心の栄養]

(イエスは)一同に言われた。
「どんな貪欲にも注意を払い、用心しなさい。
有り余るほど物を持っていても、
人の命は財産によってどうすることもできないからである。」
それから、イエスはたとえを話された。
「ある金持ちの畑が豊作だった。金持ちは、『どうしよう。作物をしまっておく場所がない』と思い巡らしたが、やがて言った。『こうしよう。倉を壊して、もっと大きいのを建て、そこに穀物や財産をみなしまい、こう自分に言ってやるのだ。「さあ、これから先何年も生きて行くだけの蓄えができたぞ。ひと休みして、食べたり飲んだりして楽しめ」と。』
しかし神は、『愚かな者よ、今夜、お前の命は取り上げられる。お前が用意した物は、いったいだれのものになるのか』と言われた。自分のために富を積んでも、神の前に豊かにならない者はこのとおりだ。」

ルカ12章15-21節


死後の世界への手土産を、生きているうちに考えておかなければいけない。

この世の財産はあの世には持っていけない、と

わかりつつも貪欲に負けてしまう自分がいる。

往生(死ぬ時に)の際に生前(この世に生きている間)の宝物を

神様にどっさりと差し上げるようにつとめたい。

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