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11日です [事件・事故・災難]

今朝、耶馬渓で大きな土砂崩れがあり、6人の安否が気になります。

一刻も早く救助されることをお祈りします。


今日は11日、東日本大震災で亡くなれた多くの方の命日です。

先週、いち早く被災地に支援に入ったシスター(修道女)と神学生は

想像絶する光景にしばし呆然とした、という話を聞きました。

3月22日に運よく被災地に入ることができ、シスターたちは修道服ではなく普段着で、まずは届きは始めた援助物資の使えるものとそうではないものを仕分け、使用できるものはどんどん配布した。

大きな支援物資が届き、中をみて唖然とした。それは淡路大震災の残り物らしきもので汚れやカビが生え、とても配布できるものではない。

被災者が下着(パンツ)が欲しいと言われ、すぐに老若男女、大人・子ども、大中小の下着を調達するように所属する修道院や教会に依頼した。思いつくのは水、食べ物ですけど、下着が深刻な問題になっているとは気づかなかった。

2年間支援活動していたが、肝に銘じていたのは「布教」ではなく「支援活動」、だから「カリタス(ラテン語で愛)」という団体名も口に出さなかった。

最初の年のクリスマスのときには、殆どの宗教団他は引き上げてしまっていた。心の中では祈りながらもカリタスの「カ」、クリスマス「ク」も言わずにひたすら支援活動をしていた。

「カリタスさん、今日はクリスマスでキリスト教のお祝いではないんですか。お祝いしましょうよ」

と言われた時には、私たちが黙っていても被災者の人たちは分かってくれていた、と喜んだそうです。

僕は、これが本当の布教だと思いました。

ありがたい言葉よりも、よりそう行動です。

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