恥かしい思い込み [いろいろな思い]
先月亡くなった義兄の四十九日のお線香をあげてきました。
お線香をあげ終わると、義姉は妻に
「ほら、これあげるよ」
と宝石箱を手渡します。
妻はどんな指輪が入っているのかと喜んで蓋を開けましたらカラッポ。
「ねえさん、中は何も入っていないよ」
「そうだよ、前に指輪を挙げた時に箱を渡すのを忘れたからさ。
宝石。ダメだよ。孫たちにあげるんだから」
風太郎は、義兄が来ていた衣類で着られるものをもらい受け
そろそろ帰ろうとすると、義姉は財布から5000円札をだし
「これで夕飯の足しに何か美味しいものを買って」
妻に差し出すので
「そんなにしてもらわなくてもいいのよ」
「何を勘違いしているの
これで新十津川のお義兄さんに美味しいものを食べさせてあげてちょうだい」
事情をいきさつを説明して、お金は甥の長男坊に渡しました。
欲をかいた思い込みは恥をかく、思い知らされました。
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